普段はほとんどお酒を飲むことはないのだけれど、今日は久々にビールを買って宿泊先のホテルで飲んでいる。
最近、妻が仕事を覚えたいということで(元保険屋事務、現自称ニート)、たまに一緒に現場に行き、ちょこちょこ教えていた。クロスの方はなかなか覚えるまで時間がかかるけれども、カーテン系の取り付けならと、そちらをということである。一般住宅のカーテンやロールスクリーン、シェード、プリーツくらいであれば、インパクトドライバーさえ使えれば誰でもできるといえば誰でもできる。とはいえ、インパクトドライバーなど手にしたこともない妻である。最初は見ているこちらがドキドキ緊張するほど覚束なく見ていられなかった。それでもなんとかフォローしつつ、何度か一緒に現場をこなし、ついに今日、ひとりで新築一棟分のカーテン(レールのみだったけれど)を取り付けしてきたのだ。外注で頼んでもよかったのだけれども、これはいい機会かもしれないと、思い切って妻にお願いしたのだ。それをそつなく無事こなしてきた妻への感謝とおめでとうの「ビール」ということである。
まあ、僕の思いつきではないのだけれども。夕方、妻から「ソロデビュー祝い」という文字が添えられた、夕飯とビールの写真が送られてきて、「よし、じゃあ僕も」ということでそれに便乗しただけである。何にしてもいい日であったのには違いない。
こんな些細な出来事もいつかは思い出になるのかもしれない。1000年に一回くらいの日でも、夢みたいな日でもないけれども、永遠にしたい日々の出来事のひとつである。記憶力の悪い僕は、だからブログに日常を書くのである。
夢みたいな日を
1000年に一回ぐらいの日を
永遠にしたいこの日々を
そう今も想ってるよ
『忘れられないの』サカナクション
にしてもこの曲のMVのイナタさったらない(勿論褒めている)。ダサかっこいいというのは、ああいうのではなくこういうのをいうのである。アンビバレントな感覚を同時にもつ彼らの音楽、映像、そして山口くんの言葉。本当に素晴らしい。リスペクト。因みに山口一郎氏、同い年。この差が埋まることは決してないであろう。