ほんといろいろ。

読書とただ日常は日記か何か

奥入瀬渓流から十和田湖へ

「アートネイチャーって十和田のことだったの」と妻は言った。

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白糸の滝のドバドバと流れ落ちる水は、てっぺんから真下まで一直線に落ちていて、そのひと雫を上から下へ目で追うのが妙に楽しく、僕はそれを何度も繰り返した。その楽しさを妻はイマイチ理解してはくれなかったけれども、まあそれでもよかった。

僕らの前にいた三人組のおばさまたちは、話(年金がどうの言っていた)に夢中で滝などには目もくれずスタスタと歩いていた。その中の一人(僕らから見て右側)などは、完全に滝や渓流に背を向けていた。でも、それでも三人ともとても楽しそうだったので、まあそれでよかった。

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十和田神社でお参りをし、風が強く肌寒かったので僕は甘酒を飲んであたたまった。神社から戻り、食堂で昼食。隣の席では、ひとりのおじさまが「麺、ちょっと茹で過ぎだよ。俺は柔らかい麺があまり好きではないんだ」とか、稲庭うどんはなんちゃらかんちゃら、というようなことを、お連れのおばさまたち話していた。その得意げな様子に、僕と妻は顔を合わせ苦笑い。おばさまたちも少し引いていた。しかし、その様子を察したのか、おじさまは照れ隠しのようなことを言い、別の話をしはじめた。

稲庭うどんはとても美味しかった。「ひめます」という魚は塩焼きでいただいたけれども、こちらも美味しかった。お会計を済ませ、外へ。僕らはお土産屋さんを何軒か回った。中でそれぞれに探索していると、「アメリカかイギリス買って」と急に妻に言われて、何のことかと思ったら、そこにはその国旗の柄のキャップが売られていた。こういう観光地のお土産屋さんには、大抵このような不思議なものがある。焼いたきりたんぽを二人で食べた。

「十和田湖は青森のものなの、秋田のものなの?」という僕らの疑問はMOMO3号とともに宇宙へ葬り去られ、僕らは十和田湖を後にした。

5.7.2019.Towada.Aomori & Akita