ほんといろいろ。

読書とただ日常は日記か何か

自分のスリッパは自分で守るしかない

今日も無事仕事を終え、ホテルへ戻る。4階405。部屋に内湯がないので、しかたなくエレベーターで1階へ降り、大浴場へ向かう。入口のドアをカラカラと開けると、左手にスリッパ置き場(3段の棚)があり、数組のスリッパがランダムに置かれている。棚には番号が振られていて、その番号を覚えておくことで、自分と他人のものを間違えないようにすることができる。はずなのだけれども、いざ自分が置いたはずの番号のところに、ない。ということがしばしば起こる。つまり、番号を忘れてしまった誰かが、まあいいや、と他人のスリッパを履いていくのである。いや、それはよくない。というか他人のスリッパを出来ることならば履きたくないではないか。と思うのは僕だけなのだろうか。いや、そんなことはないはずである。皆、見知らぬオヤジ(自分もそうだけれども)が履いたスリッパなど、履きたくないはずなのだ。では、どうすれば良いのか。

確実に自分の番号を皆がしっかり覚えていれば、それでいいのだけれども、そうもいかない。覚える気もない人もいるのだろう。だから番号に惑わされてはいけないのである。つまり、スリッパ自体を自分のものだとわかるようにすればいいだけの話である。ひっくり返したり、左右前後向きを変えてみたり。ただそれだけのことなのだ。

こんなことに何十年と頭を悩ましてきたのが恥ずかしい。今日は左足を奥へ向け、右足を手前に向けて置いた。勿論誰も履いていくことはなかった。思わず「よしっ」と小さく声が出たのを、誰かに聞かれていなければいいけれども。

エレベーターで4階へ。405。昨日チェックインした時からテレビはつかない。フロントに言うのも面倒なのでそのままである。僕はベッドへ座り、枕を腰にあて、コンビニエンスストアで買ってきた「チップスター」を食べながら、スティーブ・エリクソンの『黒い時計の旅』の続きを読む。激アツの展開を見せつけられながらも、ウトウトしかけ、このまま寝たらまずい、と歯を磨く。再びベッドへ戻り、ぼーっとしてたら、スリッパのことを思い出し、このブログを書き始めたのである。

ブログはこのようにして始まり、また、このようにして今日一日が終わる。

気がつけば明日も始まっているのだろう。良い日になるよう願いつつ眠りにつくかもしれない。


というか、皆スリッパの置き方を変えてしまったら本末転倒ですので、このブログは決して読まないでください。


おわり。