ほんといろいろ。

読書とただ日常は日記か何か

マリゾーカフェで夕食を、そして昼食も。

昨日から大船渡(岩手県沿岸部)の現場に来ている。大船渡と言えば、野球に興味のある方ならご存知であろう、大船渡高校の佐々木くん。高校生で、驚異の163キロを計測した(スピードガンの誤作動?)。

彼の通う大船渡高校のすぐ下(校舎は小高い丘の上に建っている)に、その現場はある。まあ、GWということもあるし、特に忙しないわけでもないので、のんびりやっている。

昨夜の夕飯はバターチキンカレー。現場の近くにカフェを見つけ、宿泊先のホテルへと戻る前にふらりと立ち寄った。グリーンカレーと迷ったけれども、「トマトの酸味」という言葉に惹かれ(多分酸っぱいものを欲していただけ)、バターチキンカレーに決めた。

待っている間、持参した文庫本を読もうかと思ったのだけれども、お店の本棚が気になったので物色。そしてそこにそれはあった。

トルーマン・カポーティの『ティファニーで朝食を』(村上春樹訳)。なんともなしにそれを取り出し、これを読みながら、カレーを待とう、ということになった。

勿論タイトルもカポーティという作家も知っているけれども、映画も観たことはないし、原作も初読だった。カポーティは『冷血』のイメージ(というか先入観)が強く、僕は正直恐れおののいていた(おおげさだ)。が、最近読んでいたアーウィン・ショーと同世代だと知り、雰囲気も近く(ニューヨーカー的)、とても洒落ていて、僕の先入観はあっさりと払拭された。

そしてさらにあっさりとホリーの魅力の虜になる。しかし、この女性は誰かに似ている。思いを巡らす、までもなくそれは妻だと気づく。まあ、容姿は別にして、その奔放さと内に秘める闇。村上春樹氏の訳でいうところの「ほんもののまやかし」を、僕は妻にも感じる。そして、僕はそれに惹かれて、今一緒にいるのだ。ばか言ってる。

ただひとつ、妻は村上春樹氏の小説があまり好きではなく、以前氏のある小説の登場人物の女の子に似ているというような話をしたら、ちょっと機嫌を損ねたようだったので、ホリーの話は僕の中だけに留めておく。ん、別にいいのか。カポーティの小説だもんね。

さて、バターチキンカレーを美味しくいただいた僕は、食後のコーヒーを飲みながら、『ティファニー』を三分の一ほどをそのカフェで読んだのだけれども(閉店時間が近づいていたので途中でやめた)続きが読みたくて結局本屋さんへ寄り購入。ホテルのベッドに寝そべり最後まで読んだ。

そして今日のお昼も、そのお店『マリゾーカフェ(cafe marizoh)』へ行ってきた。ホットサンドも美味しくて、ついテイクアウトまで。きっと、というかほぼ疑いなく明日も行くのだろう。

一応仕事をしに来ているのだということ、忘れないようにしなくてはいけない。でもGWだからまあいいのではないか、と自分に優しくしておけば、何か良いことが起こるかもしれない。

おわり。